心と同じくらい、体も大切に

学校でも会社でも、ストレスは付き物です。人間関係のこじれ・責任の重い仕事・子育ての難しさなどによる不安や緊張は、人の心に重い負荷を与えます。

 そのようなストレスを感じたときに、心を軽くするために悩み相談をしたり、気分転換に遊んだりすることが効果的な場合も多いです。しかし、「心を軽くすること」と同じくらいに、「体を休ませること」も大切なのではないでしょうか。

 ストレスを感じているとき、心の疲労と同じくらいに体の疲労が溜まっているという場面は、決して珍しくありません。そして、不安や緊張などに気を取られているあまりに、「体の疲れ」に意識が向かなくなることも、とてもありがちなのではないかと考えられます。

 特に、ASD(自閉症スペクトラム障害)の特徴を持つ方々の中には、「過集中」によって苦しむ方も大勢いらっしゃいます。過集中とは、お仕事などの課題に集中しすぎる特性のことです。その特性が強く出すぎると、「自分の体が今、どのくらい疲れているか」がわからなくなるほど集中し、ふいにエネルギー切れを起こすこともあります。

 このため、「休憩時間を取る」「よく寝る」「三食きちんと食べる」といった形で体をいたわることも、意識的に行うことが重要です。不安や緊張を解決しようとして課題に集中しすぎると、そのような「一見当たり前のこと」が後回しになってしまうからです。

 ついつい休まず頑張りすぎる人にとっては、「○時になったら必ず寝る、などのルールを前もって決めておく」といった工夫も効果的かもしれません。当センターでも、そのような「体の休ませ方」についてのサポートも実施して参ります。お困りの際はどうぞお電話下さいませ。


※ 本エッセイは継続的に更新されます。毎回、発達障害やそれに関連するお悩みをテーマとし、そのお悩みの理由や対処法を考える上で役立つ知識・考え方などをご紹介いたします。

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