「すべてが上手くいかない」と感じるときは

何らかの失敗をしたとき、「すべてが上手くいかない」と考えてしまう。そのように「ものごとを極端にとらえる傾向のある人」は、決して珍しくありません。

 「とらえ方の極端さ」が強いと、一つの失敗をきっかけに「自分は何もできない」と考えがちになります。他にも、好きなものにはとことん夢中になる一方、一度嫌いになったものは少しも受け入れられなくなるといった場合もあります。自閉症スペクトラム障害(ASD)の傾向が強い人は、この「とらえ方の極端さ」が顕著であることが多い、と指摘されています。

 「『すべてが』上手くいかない」「自分は『何も』できない」……これらの考えはどれも極端で、実際に「何も」できないような状況は滅多にありません。ただ、「どうしてもそんなふうに感じてしまい、気力がわいてこなくなる」という方も多いのではないでしょうか。

 そのような「とらえ方の極端さ」に悩む場合、一つの方法として「誰かに相談して助言をもらうこと」が大切です。例えば「自分には何もできない」と感じているとき、「実際にできないこと」「ほんの少しできること」「実は八割方できていること」などは何なのかを、まず相談相手に整理してもらうわけです。

 「できない」と「できる」の間にある、「少しできる」「まあまあできる」などを第三者に教えてもらうことで、「じゃあ、まずはそれをがんばればいいのだ」と思える場合もあります。「できる/できない」の二種類だけで考えてしまう「極端さ」があるなら、まずは第三者の目を借りて「少しできる」を探してみてはいかがでしょうか。

 もちろん当センターでも、そのような助言も含めたサポートができるよう努めて参ります。お困りの際はどうぞお電話下さいませ。


※ 本エッセイは継続的に更新されます。毎回、発達障害やそれに関連するお悩みをテーマとし、そのお悩みの理由や対処法を考える上で役立つ知識・考え方などをご紹介いたします。

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