知能検査に関する「よくある3つの誤解」について

学習支援

 このエッセイでは、これまで何度か「知能検査とはこのようなものです」という解説を書いてきました。
 今回は、それらの内容をいったん整理して、ひとつの記事としてまとめて提示したいと思います。具体的には、「知能検査に関するよくある誤解3点」をまとめて紹介したいと思います。

 以下の3点は「よくある誤解」です。これから知能検査を受けたいと思っている人には特に、「これらは誤解です。間違った情報です。」ということを知っておいていただきたいです。

誤解①:「知能検査を受ければ『勉強や仕事の能力の高さ』がわかる」
    →勉強や仕事の能力の高さは、知能検査の結果に反映されるとは限りません。

この誤解についての概要は、こちら(https://tokyocare.jp/?p=2089https://tokyocare.jp/?p=2091)に記載しています。

誤解②:「知能検査を受ければ『発達障害の特徴があるかどうか』がわかる」
    →知能検査の結果が発達障害の本質的な特徴を示すわけではありません。

    この誤解についての概要は、こちら(https://tokyocare.jp/?p=2093)に記載しています。

誤解③:「知能検査の結果は変化しないものである」
    →検査実施時の体調や気分などによって、ある程度は変わります。

   この誤解についての概要は、こちら(https://tokyocare.jp/?p=2292https://tokyocare.jp/?p=2296https://tokyocare.jp/?p=2301)に記載しています。

 これらの誤解をしたままで知能検査を受ける(あるいはお子さんに受けさせる)ことをしてしまうと、検査結果をあまり正確に理解できなくなる(このため、生活の改善のために検査結果を活かすことができなくなる)場合が多いです。
 「せっかく時間をかけて検査を受けたのに、その結果を活かせなかった」という事態をできるだけ防ぐために、これらは誤解なのだということがもっと世に広まってほしいと思います。

※ 本エッセイは継続的に更新されます。毎回、発達障害やそれに関連するお悩みをテーマとし、そのお悩みの理由や対処法を考える上で役立つ知識・考え方などをご紹介いたします。

PAGE TOP
PAGE TOP